Q. さをりはどのように生まれたのですか?

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1970年、城みさをが57歳の時。
自分の織った布のタテ糸が1本抜けて いました。

「何かおもむきがあって、とてもイイ」

そう感じた城みさをは試しに近所の織り屋さんに見せることに。

すると・・・・




「こんなキズモノ、二束三文でっせ」 

と、あっさり返事が返ってきました。







。・°°・(;>_<;)・°°・。
 


普通ならここであきらめてしまいそうですが・・・





そこでへこたれないのが城みさを!ヽ(`⌒´)ノ



織物の常識に照らせば傷物。だけど自分としては気に入っている。
これを「キズ」 とみるか「模様」 とみるか、見方次第で物の評価は180度変わる・・・。


よし!一度常識から離れて自分の好きなようにやってみよう。

どんどんキズを作ってやろう…


そう誓った城みさをは手織りに没頭していきました。




そして、ある日。

「最近良いものが織れてるから、一度一流店に持っていってみたら?」

三男研三の提案を受け、城みさをは自作のマフラーを持って、
大阪心斎橋の高級店へ行きました。

すると、

「これはイイ。売らせてもらいまひょ。」



(゚▽゚)!!!!



それからというもの、城みさをのマフラーは
当時では考えられないような高い値段で飛ぶように売れました。

人気商品になったため、店の主人からこんな注文が。


「この間のと同じようなものを織って欲しい」


しかし、注文どおり織ろうと織り機に向かった城みさをは、首をかしげました。


あんなに楽しかった手織りが全然楽しくない。 (´ヘ`;)


城みさをはお店の注文を断ることにしました。
店の主人に頭を下げ、取引はやめました。

城みさをは考えました。

好きに好きに織るからこそ、楽しいのだ・・・ と。

そして、こう思いました


好きに好きに楽しんで織っただけなのに、あんなに評価された。
わたしだけじゃない、他の人にもゼッタイできるはず!



やがて城みさをは、自分流の手織りを「さをり」 と名づけ教え始めました。

それが「さをり」の始まりでした。
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by morinoyosei | 2006-01-10 17:20 | ■さをりについて(3)  

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