カテゴリ:■さをりについて(3)( 3 )

 

Q. さをりの名前の由来は何ですか?

創始者である城みさをが、「みさをの織り」 を縮めて

「さをり」

とネーミングしたことから始まります。

「差異を織る」 という意味も込められています。
f0041065_16322961.jpg

by morinoyosei | 2006-01-11 17:21 | ■さをりについて(3)  

Q. さをりはどのように生まれたのですか?

f0041065_16335449.jpg


1970年、城みさをが57歳の時。
自分の織った布のタテ糸が1本抜けて いました。

「何かおもむきがあって、とてもイイ」

そう感じた城みさをは試しに近所の織り屋さんに見せることに。

すると・・・・




「こんなキズモノ、二束三文でっせ」 

と、あっさり返事が返ってきました。







。・°°・(;>_<;)・°°・。
 


普通ならここであきらめてしまいそうですが・・・





そこでへこたれないのが城みさを!ヽ(`⌒´)ノ



織物の常識に照らせば傷物。だけど自分としては気に入っている。
これを「キズ」 とみるか「模様」 とみるか、見方次第で物の評価は180度変わる・・・。


よし!一度常識から離れて自分の好きなようにやってみよう。

どんどんキズを作ってやろう…


そう誓った城みさをは手織りに没頭していきました。




そして、ある日。

「最近良いものが織れてるから、一度一流店に持っていってみたら?」

三男研三の提案を受け、城みさをは自作のマフラーを持って、
大阪心斎橋の高級店へ行きました。

すると、

「これはイイ。売らせてもらいまひょ。」



(゚▽゚)!!!!



それからというもの、城みさをのマフラーは
当時では考えられないような高い値段で飛ぶように売れました。

人気商品になったため、店の主人からこんな注文が。


「この間のと同じようなものを織って欲しい」


しかし、注文どおり織ろうと織り機に向かった城みさをは、首をかしげました。


あんなに楽しかった手織りが全然楽しくない。 (´ヘ`;)


城みさをはお店の注文を断ることにしました。
店の主人に頭を下げ、取引はやめました。

城みさをは考えました。

好きに好きに織るからこそ、楽しいのだ・・・ と。

そして、こう思いました


好きに好きに楽しんで織っただけなのに、あんなに評価された。
わたしだけじゃない、他の人にもゼッタイできるはず!



やがて城みさをは、自分流の手織りを「さをり」 と名づけ教え始めました。

それが「さをり」の始まりでした。
f0041065_1635652.jpg

by morinoyosei | 2006-01-10 17:20 | ■さをりについて(3)  

Q. さをりと他の手織りとの違いは何ですか?

さをりは好きに好きに織る、アート感覚の自由な手織り です。

「布はこうあるべき」

といった既成概念から離れ、好きな糸で自由に織る。

そうすることで織り上がった布に織り手の感性 がそのまま表れます。

つまり、手織りを通じて自己表現 ができるのです。

従来の手織りでは、色々な決まりが、あたりまえのようにありました。

たとえば、


「布のミミはまっすぐでなくちゃいけない」

「糸がとんだらキズモノだ!」


などなど・・・。

また、たいていは見本の作品があって、生徒さんはそれを真似して織る。
同じ糸をつかって、同じ模様を作る。
間違ったらやり直し。

ですから、従来の手織り教室では、

「織っている時間よりも、ほどいている時間の方が長い」

なんて冗談が言われたりもしたみたいです。

が、

さをりはアート。

アートである以上、「織る」 事に関しては、

見本もなければ、間違いや決まりごとも一切ありません。

ペダルを踏み忘れたって問題なし!

糸がとんでも、それは模様になる!

一度織り始めたら何をしてもいい!  d(^0^)b

糸くずや羊の毛など、挟めるものは何でも挟んでしまいます。

f0041065_16363496.jpg


手織りは人間の手でやるから「手織り」 なのです。

せっかく「手織り」をするのですから、機械が織るような均一均質の、
きっちりしたものを織る必要はありません。

機械のマネはしない。

それがさをりです。

by morinoyosei | 2006-01-09 17:17 | ■さをりについて(3)