カテゴリ:■手織りの基礎知識(4)( 4 )

 

Q. 手織りのしくみを教えてください

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ここでは、もっとも基本的な「平織り」を例にご紹介します。

手織り機には、「筬(オサ)」 という、櫛のような板が手前にセットされています。
そしてその奥には「綜絖枠(ソウコウワク)」 という、穴のあいた針金の入った枠が、
前後に重なるように2枚ぶら下がっています。

「綜絖枠」はそれぞれ足元のペダルと連動していて、
ペダルを踏むと、連動している綜絖枠が下がるようになっています。
「筬」と「綜絖枠」の両方には、タテ糸が通っています。

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2枚の綜絖枠には交互にタテ糸を通してあり、
足元のペダルを片方踏むと、綜絖枠のどちらかが下がり、
その綜絖枠を通っているタテ糸だけが下に下がるようになっています。

つまり、タテ糸が上下に分かれるのです。

上下に分かれたタテ糸の間に横糸を通してペダルを踏みかえると、
タテ糸の上下が入れ替わって交差し、横糸を挟みます。

筬を使って、その横糸を手前に寄せます。

そしてまた、次の横糸を入れ、ペダルを踏み変えて、横糸を手前に寄せる・・・。

この一連の動作を繰り返し、織りの組織が出来あがっていきます。






う~~~ん  r(・_・;)


文章にするとイマイチよくわかりませんねぇ。

わからなかったという方!ぜひ一度さをりの森に遊びに来てください。



見たらすぐわかりますよ、きっと!ヽ(^ ^;)ノ



簡単に言えば、 横糸とタテ糸を交差させて組織を作る!

それが手織りのしくみです。

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by morinoyosei | 2006-01-04 17:34 | ■手織りの基礎知識(4)  

Q. 織りにはどんな種類がありますか?

織りには、色々な種類があります。
タテ糸と横糸が一本ずつ、交互に交差するのが「平織り」
タテ糸と横糸が順番にそれぞれ相手の糸を複数本飛び越えて
次の一本の下をくぐるというのが「綾織り」

他にも色々ありますが、その中でもっとも簡単 で、
なおかつもっとも奥が深い と言われているのが「平織り」 です。

「綾織り」 には4枚の綜絖枠を使います。
ペダルを踏む順番も気にしなくてはなりません。
また、出来上がった布の表面は、右斜め上に向かっていくような地紋が現れるので、
一見、機械織りのような、均一な印象の織り上がりになります。

一方「平織り」 は、2枚の綜絖枠を交互に上げ下げするだけですから、
動作自体はとても単純で、初めての方でも簡単に織ることが出来ます。
また、単純な分、糸くずを挟んだり、ムラに織ったり、
横糸を途中で引き返したりすることで、
手織りらしい、面白い布を織ることが可能です。

手織りの世界では

「平織りに始まって、平織りにかえる」

というほどに、「平織り」には面白い方法がたくさんあります。

平織りの技法を習得するだけでも、十分に手織りの醍醐味を
味わっていただくことが出来ます。

「平織り」が好きに好きに織るさをりに最も適している のはこのためです。
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by morinoyosei | 2006-01-03 17:31 | ■手織りの基礎知識(4)  

Q. 手織りには、どのような作業がありますか?

手織りの手順は、大きく分けて以下の5段階に分けられます。

①タテ糸作り~整経(セイケイ)~
 整経台という道具に糸をかけ、タテ糸を作る作業です。
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②タテ糸のセット~筬通し・経(ヘ)通し、タテ糸の巻き取り~
 次に、筬と綜絖枠にタテ糸を通してから、タテ糸ローラーに巻き取ります。
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③横糸の準備~ボビンに糸を巻く~
 糸をボビンという管に巻く作業です。
 糸をボビンに巻いたら、ボビンごとシャトルに入れて、準備完了!
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④織る
 あとはもう自由に織ってください。
 ランダムに糸を変えたり、糸くずを挟んだり、思い思いに楽しみながら。
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⑤仕上げ
 織り上がった布は仕立てる前に、用途や材質に合わせて仕上げをします。
 タテ糸の房を結んだり、端ミシンをかけるなどしてほどけないように仕上げます。
 それから、マフラーや洋服など、身に付けるものに仕立てる場合は、
 中性洗剤 で洗って縮絨(シュクジュウ)をします。
 タペストリーやテーブルセンターなど、インテリアとして使うものは洗わずに
 アイロンをあてるなどして形を整えます。 

好きに好きに織る感性の手織り「さをり」ですが、

好きに好きに自由にするのは④の「織る」 ところです。

①~③は、いい加減にやると、あとあと苦労 します・・・ (; _ _ )/

楽しく織るためにも、準備段階の手順をしっかり覚えましょう。

・・・とは言っても、そんなに難しくはありませんから、
何度か練習すれば、すぐ出来るようになりますヨ。ヽ (´ー`)┌

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by morinoyosei | 2006-01-02 17:29 | ■手織りの基礎知識(4)  

Q. 縮絨の仕方を教えてください


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織り上がった布は、縮絨 をしてあげると、風合いがよくなります。
特にウールの場合は、劇的に柔らかくなりますので、ぜひ縮絨してください。
洋服を仕立てる場合も、仕立てる前に反物の段階で縮絨をしておくと安心です。

縮絨の前に必ず、布の端を結ぶかミシンをかけて、ほつれないようにしておきましょう。

縮絨は次のような手順で行います。

①洗う
 洗濯機を使います。
 たっぷりのぬるま湯にウール用の中性洗剤を入れます。
 布をほぐすように入れて、3~7分、普通の水流で洗います。
 同じ素材でも、糸によって縮み方が異なるので、時々洗濯機を止め、
 布を取り出して様子を見るようにしましょう。

②すすぐ
 2~3分間すすぎ、軽く脱水します。
 お好みで柔軟剤を入れてください。

③アイロンをかける
 脱水が終わったらすぐに 洗濯機から取り出し、乾く前にアイロン をあてます。
 縮んでいるところは、アイロンで温めながら手で引っ張って形を整えます。
 一度乾いてしまうと、縮んだまま戻らなくなるので注意してください。

④陰干しする
 アイロンで形を整えたら陰干し をします。

マフラーなど身に付けるものは、縮絨をすると肌触りも良くなり、気持ちよくお使いいただけます。

by morinoyosei | 2006-01-02 16:20 | ■手織りの基礎知識(4)